オトコラム

第1号 音(オト)→Oto

日本語で言う「音(オト)」は、皆さんご存知の通り、英語では“Sound(サウンド)”です。
では、英語でOtoと書くと、何を意味するかご存知でしょうか?
ちょっと驚いてしまいますが、英語のOtoは、「耳」「耳の」という意味になります。
耳を意味する英語ではEarが良く知られていますが、この別の表現としてOtoとも言うのです。
例えば、耳とのどのお医者さん「耳咽喉科医」はOto-laryngologistです。
耳は音を感じるための器官で、Otoは英語では耳を意味する。
これは偶然なのでしょうか?
日本語の「音」と英語のOtoの語源がどうなっているのか、実は私は知りません。
(どなたかご存知の方がいらしたら、ぜひメールにてお知らせください)
いずれにしても、音と耳が切っても切れない関係であることが、とても強く印象付けられる事実ではあります。
オトデザイナーズの「オト」は、ここから名付けられました。
ヘレンケラーの言葉にもあるように、聴覚は人間が生きて行く上で、とってもとっても大切な感覚です。
聴覚という器官は、意識して働かせるものではなく、人間が生きている限り、常に自動的に動作している鼓動や呼吸と同じようなものです。
だからこそ、ついつい忘れられがちのですが、この感覚のいかんで、人生が豊かになったり、とても不快なものになったりするのです。
音Otoを、もう一度見直してみましょう。
このコラムでは、そんな意味を込めて、話を進めて行きたいと思います。

(2006.04.01)


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