オトコラム

【対話とはなんでしょう? 対話のスペクトラム】
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第86号 ご飯を食べるのと同じくらい大切なもの

新型コロナウィルスの問題が始まってから、私たちの社会から音声コミュ

ニケーションが激減しました。

人と人が対面で会話することは“悪”とされ、数少ない機会もマスクや

フェイスシールド、飛沫防止シートに阻まれての会話となっています。


人間にとって
音声コミュニケーションは
ご飯を食べるのと同じくらい
大切なもの


これは、ある高名な聴覚心理学の先生の言葉です。

そう、ここ2年ほど、我々は飢餓状態に追い込まれているのです。

飢餓状態に追い込まれた人間が、どういう行動に走るのか?

17歳の少年が、東大付近で大学入学共通テスト受験生ら3人を刃物で

切りつける事件が起こりました。

もちろん、人を無差別に切りつけるような犯罪行為を擁護するつもりは

ありません。

しかし、私の知る高校、大学や専門学校にも、自粛の影響でメンタルを

やられてしまったた学生や、嗄声になってしまって未だに治らない学生が

たくさんいます。

知り合いが関わっている保育園では、お昼のお弁当の時に、園児を1人1人

シートで仕切り、さらに壁に向かせて食べさせているそうです。

この子たち、学生たちの未来が、とても心配です。

新型コロナウィルスは、若者や子供では、ほとんど重症化しないと聞きます。

だとすると、我々大人たちは、ここ2年ほど、大人の命を守るために、

これからの未来を担う子供たち、若者たちの行動を制限し、コミュニケー

ションを分断し、結果として、飢餓状態に追い込んできたということに

なるのではないでしょうか?

もちろん、感染症の予防対策を全否定するつもりは毛頭ありません。

しかし、コロナウィルスに関する知見は、もう2年分も溜まってきています。

当メルマガの読者の皆さんの大半は大人です。

大人には、自分のことよりも、子供や若者たちの未来を守る責務があります。

そのために・・・

コロコロ変わる日々のニュースに右往左往するのではなく、どんな状況になっ

ても、対面による音声コミュニケーションを失わない方策を考え、実行する

ことを、皆が真剣に考える。

そうすべき時は、もうずいぶん前に来ている。

こう考えているのは、私だけでしょうか?

(2022. 1.18)


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